OK砕石について

現在国の環境省の指針に基づいて、各産業における産業廃棄物最終処分量の更なる削減が求められています。

弊社では、従来砕石を製造する際に発生する「微砂」を産業廃棄物として最終処分場で埋め立て処分をしておりました。また同じように王子製紙(株)日南工場様も新エネルギーボイラーの木材焼却に伴う「ばいじん」を最終処分場で埋め立て処分をされていました。
そこで王子製紙(株)日南工場様のご協力を得まして、「微砂」と「ばいじん」を使用して土木資材が作れないものか弊社との密な共同研究が数年に亘って行われてきました。

その結果、王子製紙(株)日南工場様で排出される「ばいじん」と弊社の「微砂」を混ぜ合わせその後セメントで固化する「再生砕石」というリサイクル製品の開発に成功しました。

そしてこの再生砕石を「OK砕石」と名付けました。

研究段階から宮崎県の担当者様のご指導の下、宮崎大学様において幾度も試験を繰り返し十分な安全性を備えた土壌環境基準は勿論の事、土木資材としての規格も備えた製品の開発に成功したものでございます。

今回開発に成功しました「OK砕石」は、宮崎県より産業廃棄物処分業の許可並びに「みやざきリサイクル製品」の認定もいただきました。
まずは、土木工事における路盤材 (再生クラッシャーラン)、下層路盤材(シラス) の代替品として、使用していただける製品と確信しています。
さらに、今後はこの事業を推進し、循環型社会構築への貢献を目指してまいります。

OK砕石のメリット

• みやざきリサイクル製品認定(宮産廃協R-110号)を受けています。
• 環境社会への貢献の一助になります。
• バージン材よりも安価に提供できます。

OK砕石の性質

「ばいじん」有効活用のOK砕石の物理性状は、再生クラッシャーランの規格値をおおむね満足していることから、下層路盤材等の土木資材として利用可能であると判断しています。また、 ロサンゼルス試験により摩耗試験も規格値を満たしており、磨り減りに対しても十分な材質であると考えられます。

製造したOK砕石からの鉛や六価クロムの溶出は、土壌環境基準以下に抑えられ、アベイラビリティ試験やEN12457の試験結果とあわせて、有害金属の環境への影響はきわめて低い製品です。また、季節的な変動もなく、年間を通して安全な砕石が製造可能であります。

使用先例として

• レンガ敷く基礎
• 駐車場
• 道路
• 空き地

許可・認定について